凡人の部屋(bonjin.com)
PCの凡人@化石な人
泣きました!137GB超のHDDをWindows2000で使う!
  • 結論から書くと、137GB超のHDDは使えなかった、ということで、その顛末です。
2004.04.12

昨年の暮れ(2003年12月)に160GBのHDDを購入しました。(税込み11940円)

SEAGATE派(静か)なのでST3160021A(Barracuda7200.7)です。

いまだにFAT32な、PCの凡人@化石な人なので、まずWindowsMeのFDISKで、全量拡張フォーマット1パーテーションでどうだ!と使い始めました(常用のOSはWindows2000)

Windows2000上では32GB以上のパーテーションをFAT32でフォーマットできないという制約があります。

詳しくは

Windows 2000 の FAT32 ファイル システムの制限
(マイクロソフトサポート技術情報 184006)

しかし、ネットのどこを探しても、その後の泣きが入るような事象の原因となるような技術情報は見つかりませんでした。

とりあえず160GBのビッグパーテーションを使い始めました(当初は何の問題もなく)

ところが137GB(OS上では128GB)を超える領域を使用し始めると、ファイルをコピーできなくなりました。仕方なくWindowsMeのFDISKで128GBと残りの2パーテーションで使用することとなりました。137GBを超える部分のパーテーションはNTFSですらフォーマットできません。WindowsMeだけで使える(FAT32)領域です。

管理ツール→コンピュータの管理→ディスクの管理だとこんな感じです。

その後もう1台(今度は保守的に120GB)HDDを増設したので、そちらにデータを退避させて、Windows2000上から領域を開放してNTFSでフォーマットしようとしたら・・・あらら・・・!

126.69+22.35=149.04(GB)なのに128GBに減ってる!

仕方がないので当分128GBをNTFSでフォーマットして使っていました。その後、別のPCにこのHDDを移設することになりました。環境は同じマザーで同じCPU違ったのは、Windows2000のサービスパックが4でなく3だったこと。最大の事件が発生しました!

な・な・なんと、領域の操作すらできません、あまりにもショックで画面のコピーすら取ってません!

最終手段!Microsoftからの情報を常に信頼しますか?と問われると思わず「いいえ」をクリックしたくなる「PCの凡人@化石な人」は、ついにLinuxを引っ張り出して来ました。

CD-ROMからブートできる「KNOPPIX日本語版」を持ち出して、NTFSも操作できるパーテーションユーティリティ「QTParted」で領域解放、160GBを半分半分の80GBずつで2つに割れば、Windows2000でNTFSで使えるだろうと最後のチャレンジ!

↑凄いぜ!Linux!

Windows2000上からNTFSでフォーマットできなかったので再び領域解放!

その後↓あかん!マイクロソフト!

そしてすべてを領域解放!

3か月以上、たぶんこの件で通算100時間以上の時間と労力を無駄にして160GBのHDDは売られて120GBをもう1台迎え入れられる事になるのであった。

137GB超のHDDを扱う条件はすべてクリアしてのことです。

  • マザーのBIOSは対応(WindowsMeで使えてますから)
  • Windows2000SP3かSP4適用
  • HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Services \atapi \Parameters でEnableBigLba を有効

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