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並んでいる店は、ほんとに美味しいの？

　ほんとに美味しいお店は、自分のフィーリングでふらりと立ち寄ったお店か、誰かに教えてもらったお店であることがほとんどです。口コミといっても、人と人との会話の中で広がる口コミです。あの人には、この店教えたくないな～とか、あの人の味覚なら口に合わないだろうという場合は伝わらないわけです。

　すすきのでも行列の出来るラーメン屋さんがあります。本来並んでまでして食べる性格ではないので、たまたま並んでいない時に２店入って、評判とはどんなものかと食べてみました。

　いつも並んでいる、おそらく１番の評判のお店ですが、スープを、ひと口すすって、金払って、店を出てしまいました。味とか、そういう問題ではなく、２回スープをとった後の鶏ガラでとったスープという感じで、忙しいから薄めて使っているのか、米のとぎ汁に味噌を溶かした方が美味しいんじゃないかというくらいなスープでした。隣の席で「美味しい！」を連発して店の人を褒めあげながら食べてる人の味覚はどうなってるんだ～って思いました。

　もう１軒も評判のお店、３分の１くらい食べるのが限界でした。スープが勝負ならスープを生かす味付けをするべきだと思うんですが、どこも味が濃すぎてスープが美味しいんだか、ただのお湯なのかわかんないです。味薄めにしてもらえる時は、薄めに注文しているんですが、それでも濃い場合が多いです。

　ネットもなく、テレビや雑誌で取り上げられることもあまりない昔は、並んでいるお店は、安くて美味しいお店が多かったのにね。

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